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遺産整理

遺産整理とは

遺産整理(いさんせいり)とは、亡くなった方(被相続人)の財産や負債を正確に把握・整理し、精算手続きを行い、最終的に相続人へ適切に分配するまでの一連の手続き全体を指します。
岡崎相続サポートセンターでは、煩雑で多岐にわたる遺産整理の手続きを、税理士の視点からサポートし、円滑な相続の完了をお手伝いいたします。

遺産整理の流れ

遺産整理は、主に以下のステップで構成されます。

1. 財産の把握と負債の清算

預金、不動産、有価証券、生命保険などのプラスの財産と、借金などのマイナスの負債をすべて確認し、財産目録を作成します。
相続税の申告には、財産の正確な評価額の算定が必要です。
負債や未払いの税金などがある場合は、遺産全体から清算します。

2. 遺産分割の決定

相続人を確定し、遺言書の有無を確認します。
遺言書がない場合は、法定相続人全員で財産の分け方について話し合い(遺産分割協議)、その内容を遺産分割協議書にまとめます。

3. 名義変更・解約手続き

不動産登記や、銀行口座・証券口座の解約・名義変更、保険金請求などの手続きを、遺産分割協議書に基づいて実行します。

遺産整理を円満に進める「3つの対策」

ご遺族が直面する遺産整理の負担やトラブルは、生前に「相続対策」を行うことで大きく軽減できます。
相続対策には、「節税対策」「納税資金対策」「争族対策」の3つがあります。

争族対策(争いを防ぐ)

相続において最も難しいのは、相続人全員が納得する円満な遺産分割です。
相続人同士の感情的な対立を避けることが、遺産整理をスムーズに進める鍵となります。

遺言書の作成
生前に遺言書を作成し、各人に相続させる財産を具体的に指示しておくことで、相続人同士の話し合い(遺産分割協議)を不要にでき、争いを未然に防げます。

財産を分割しやすい形態にする
相続財産が不動産などに偏っている場合、均等に分けられず、トラブルになりがちです。
予め、代償分割(現物を相続する代わりに他の相続人に現金を支払う)の準備や、財産を分割しやすい状態にしておくことが有効です。

納税資金対策(税金を払う準備をする)

相続税は、申告と同時に現金で一括納付が原則です。
遺産整理の過程で納税資金が不足すると、不動産の緊急売却など不利な状況に陥る可能性があります。

生命保険の活用
被相続人の死亡後に速やかに保険金が支払われる生命保険を準備することで、納税資金を確保できます。
また、生命保険には非課税枠のメリットもあります。

資産の流動性を高める
 納税資金として必要な範囲で、現金や換金しやすい有価証券などを保有しておくことが重要です。

節税対策(税負担を減らす)

相続税の負担を軽減できれば、相続人の手元に残る財産を増やすことができ、遺産整理における不満や不公平感を解消しやすくなります。

生前贈与の活用
 年間110万円の基礎控除などを活用し、計画的に生前贈与を行うことで、課税対象となる相続財産を減らすことができます。

特例の活用
配偶者控除などの税額控除、小規模宅地等の特例(不動産の評価減)など、各種特例の適用要件を満たすよう、生前に準備しておくことが大切です。

当センターの遺産整理サポート

岡崎相続サポートセンターでは、遺産整理に必要な財産評価・税務手続きを主軸に、他士業と連携しながら一連の流れをサポートいたします。

現状の把握とご要望の聴取

お客様のご事情やご要望を丁寧にお伺いし、まずはお客様の現状をしっかりと受け止めさせていただきます。

相続人・相続財産の種類と評価額の確認

戸籍の収集等により相続人を確定し、すべての相続財産(プラス・マイナス)の種類と評価額を正確に算出いたします。
不動産の立地や形状等により、現場確認が必要な場合には、評価額の適正化のために現地にて確認させていただきます。

相続税額の試算と最適な手続きの提案

現時点での相続税額を試算し、円満な遺産分割を行うためのアドバイスや、納税資金の確保、各種特例の適用など、有効な対策をプランニングいたします。

手続きの実行と完了

相続税申告書の作成・提出を完了させるとともに、遺産分割協議書の作成サポート、金融機関の名義変更など、遺産整理の実行をお手伝いいたします。

遺産整理は、相続人の方にとって大きな負担となります。
もし、相続対策の必要性や手続きの煩雑さにお気づきいただけましたら、岡崎相続サポートセンターに今すぐお電話ください。初回相談(60分)は無料です。